友ゲー

先日、舞台「アイニク」でお世話になった
森下亮さんが出演されている舞台「連続おともだち事件」を観てきました。




※以下、若干ネタバレ






すごくザックリ説明すれば
「レンタルフレンド」という、
まぁ、その名前のとおり「お友達」を必要に応じてお金を払ってレンタルする…
というお店があって、
そこから、それに反対する人たちとか、
それを利用した人たちとか、いろんな人が出てきて
物語が進んでいく…っていうね。

私自身もだいぶ前に似たような作品を書いたことがあるんですが
それより、もっとずっとスパイスの効いた
「ああ、たしかになぁ」と思わず唸ってしまうような作品でした。

だって、たしかにね。
必要以上に他人とつるまなかったら「いじめ」なんて起きないし。
だけど、やっぱり「友達」って必要で
一度そういう相手を得てしまったら、たしかに手放せなくなるっていうね。

…分かりにくい説明で申し訳ないんですが
くわしいあらすじはコチラをどうぞ…ってことで。
あるいは、ぜひぜひ劇場に足を運んでくださいってことで。
東京だけでなく、大阪でも公演があるらしいので。



ところで、この舞台を観て思ったんですよ。


私、今「乙女ゲー」とか「女子ゲー」とか「ベツカレ」とか
まぁ、女性向けの恋愛ゲームのシナリオを
毎日毎日書いているわけなんですが。

だったら、そのうち「友情ゲーム」…つまり「友ゲー」なんてのが
できる可能性もあるんじゃないかと。

攻略対象者は、同性・異性どっちもありで
ルートによっては、
お互いに困難を乗り越えてみたり、恋愛相談にのってみたり…
時に殴り合って友情を確かめたり（笑）…
あと、アレだね。トラウマ克服（笑）
乙女ゲーでも、なんか定番になりつつある気がするけど
トラウマ克服は外せないね、たぶん。

で、最終的に「親友」と認めてもらったら
「スーパーハッピーエンド」みたいな？

これね…
たぶん「恋愛ゲーム」をプレイするよりも
ずっと恥ずかしいと思うんですよ。
…少なくとも、私は恥ずかしい。たぶん。

でも、本当に「連続おともだち事件」に出て来る
「レンタルフレンド」が商売として成り立ちはじめたら
需要は十分あるんじゃないかと。

どうですかね、友ゲー。
そういう時代にならないことを、願ってやまないんですが。